世の中は、団塊世代がどっとリタイヤし、突っ走ってきた生活から自分らしいゆったりとした生活へ移ろうとしています。
人は、いつまでも達者でいたいものですが、齢を重ねればだれもが足腰が弱くなります。その時、あなたはどんな暮らし方をしていたいですか。
年老いても、体が不自由になっても、病気になっても、一人になっても、創り上げてきた人間関係や趣味を大事に、暮らし方を変えないで、いつまでも自分らしい人生を送りたいものです。
その願いをかなえる場は、「住まい」です。
「住まい」は、人が生まれ育ち、成長とともにそのライフサイクルにあわせた生活の場として求められます。それは、第二の人生である老後の人生を送る「終の棲家」としていつまでも暮らしていける「住まい」です。
今、住宅の建てられ方は、バリアフリーやユニバーサルデザインを取り入れたものへ変わりつつあります。しかし、人生の仕上げのステージを、自由に快適に、安全に、あるがままに、あたり前に暮らしてゆけるようになっているのでしょうか。そして、人の手助けが必要になっても、自分の家で介護を受けながら、ライフスタイルを変えることなく、今まで通り暮らせるようになっているのでしょうか。
この冊子は、人の日常的な暮らしに主眼をおいて、住まいをどう作ればいいか、リフォームをどうすればいいかの手助けになるよう、住環境の整備ポイントとリフォームされた方の事例を紹介しています。
一生懸命はたらいて家を手に入れ、人事に暮らしてきた自分の住まいに今後も暮らし続ける方や、将来家を建てようとしている方へ「終の棲家」となるべく、そして住まいを供給する方々への一助になる事を願っています。
これをまとめるにあたり、リフォームの状況や住まいなど、情報提供にご協力くださった方々に、心より感謝いたします。
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